遠山向人HCのコメント

1節前のゲームが月曜日と火曜日で長野。今節がホームで土曜日と日曜日。
1週間で4試合というタフな日程だった。
事前にタフだとわかっていたので、言い訳せずに戦おうとチーム内で話していた。
(4試合の)結果は目指していたものではなかったが、選手は言い訳せずにタフに戦ってくれた。

マクリーン選手は36歳、エチェニケ選手は34歳。あの体の大きさで1週間に4試合を戦うのは想像を超えるタフさ。
2選手含め、チームが素晴らしいファイトをみせて戦ってくれた。

今日のゲームは後半にしっかりカバーしてくれて、ビッグショットもあり、カムバックできてよかった。
昨日は、選手達がフラストレーションを溜めていた試合だったのであえて言わなかったが、昨日の試合は勝者にふさわしいプレーが全くできていないかった。
今日のミーティングで、“やるべきことができていない点”をチームに伝え、自分達が“やるべきこと”を改めて伝えた。
昨日は、ディフェンスのだらしなさなどが目立ったので、勝者にふさわしくないプレーはやめようということを伝えた。
選手達が今日はそれに応えてくれ、リズムをつかんでくれたと思う。

保坂選手は、ゲームの入りや4Qのプレーは何も言うことがないくらい最高だった。
昨日は消極的なプレーもあったが、オープンになったら積極的に打つように話した。今日のようにオープンで積極的に打てたのは素晴らしい。
彼が熊本に居続けられるなら熊本のスターになるだろうし、日本のバスケ界にとっても素晴らしい選手になると思う。

山田選手は、昨日の試合でも信州戦でも痛めている部分があったが、そんな中でしっかり仕事をしてくれた。
彼のシュートがなかったら、もっと難しい試合になっていた。
スキルとシュート力、物怖じしないメンタリティでチームを引っ張ってくれた。

(山田選手と山本翔太選手が一緒に出る時間が長かったのは)鹿児島がチェンジングディフェンスをしてくる中で、昨日はせっかく作ったオープンをうまく活かせなかった。
今日はそこを積極的に狙いにいく意図もあった。

プレーオフを勝ち取るためには、より安定してプレーしていく必要がある。
プレーオフになったとき、より強度があがり点数が入らない試合になることがある。
ディフェンスでしっかり我慢して、勝っていけるようにならないといけない。
引き続き負けられない戦いが続くので、やるべきことに集中して戦いたい。

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山田安斗夢選手のコメント

率直に格上相手に勝てたので、チームとして喜んでいいと思う。
昨日は落としたくないゲームだったが、勝ち負け以前にやるべきことができていなかった。
今日、チームミーティングでもビデオで見返して、自分達がやるべきことができていないことを再認識した。

昨日の試合後のロッカーは、正直沈んでいた。
ただ、負けは負けで結果は変わらないので、次にやるべきことにしっかりフォーカスし、声かけしあって、自覚と責任をもって今日の試合に臨めた。

今日は昨日の反省を活かし、ディフェンスのトーンセットで保坂選手がアグレッシブにいってくれ、2Qは我慢してチームとして乗り切れたのでよかった。

(4Qに関して)シュートは自分の役割なので、入っても入らなくても打ち続けることを意識している。今日はたまたま入って結果につながった。
もちろん(自分の結果も)嬉しいが、チームが勝ててよかった。

ディフェンスは得意ではないが、ただ「守りたい」という気持ちだった。
ジュフ・伴馬選手とは元チームメイトで、高さでは難しいがフィジカルでは戦えると思っていた。
どうにか止めなきゃという気持ちで、4Qは守れた。

相当タフな週だったが、各々しっかり準備できていたと思う。
キャプテン(本村選手)が「このタフな1週間をしっかり意識して、しっかり準備してチームとして戦おう」と声かけしてくれていて、それができたと思う。
4戦は納得いく結果ではないが、最低限(2勝2敗)の結果だったと思う。
4試合を通して、チームとして考えるきっかけになったし、ワイルドカード枠を掴めるように戦いたい。

次節は、自分達よりも順位が下位の愛媛になるが、順位などは関係なく、目の前の1戦1戦を勝てるようにしたい。
再来週は水曜ゲームもあり、またタフな日程になるが、1試合1試合にフォーカスして戦っていく。


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保坂晃毅選手のコメント

昨日は、全員がうまくいかない状況だった。
自分のスタートでは、責任感が足りていなかった。
ディフェンスなどトーンセットができず、あのようなは敗戦を招いてしまった。
今日はスタートからアグレッシブにトーンを上げようと考えていた。
ファウルトラブルになったが、ディフェンスのトーンを上げられたのはよかった。
チーム全員で最後は戦えたと思う。

昨日だけではなく信州戦でも、自分が点を取ることにフォーカスしすぎ、チームのためにやるべきことを考えられていなかった。
スピードやディフェンスが求められているが、そこを勘違いしてしまっていた自分がいた。
遠山HCやチームメイトと話す中で、改めて今日の試合前に、そこに気づくことができた。

昨日は、空いていてもシュートを打たずにパスを出してしまっていた。
そのような自分のシーンのクリップを今日のチームミーティングでも挙げてもらって、オープンで打ち切るように伝えられていた。
自分でもその消極的な姿勢に気づいていたし、今日は空いたら打とうと考えていたので、それが(4Qの)いい結果につながった。
シュートタッチはアップ中もよかった。昨日も試合後に遅くまでスタッフにも協力してもらってシュート練習を重ねた。
長島選手に「打たないのに練習してるやん」と(冗談で)言われた。
打たないと、はじまらないし、そこを強化したいと考えていた。

(ドライブで攻めて、こぼれたところをライトフット選手が決めて逆転したシーン)
後ろからライトフット選手が走っているのは見えていた。
自分が決めるつもりだったが、ライトフット選手がフォローしてくるとも信じていた。
いつも練習でもフォローしてくれているので、そこを信じてアグレッシブに攻めることができた。

今週の4戦は4勝したかったが、2勝2敗で納得はいっていない。
これから、バンビシャス奈良との直接対決もあるし、全勝する気で戦い、B1を掴みたい。

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