遠山向人HCのコメント

BLACK VOLFESという特別な試合で、まず初戦を取ることができてホッとしている。


僕たちがコントロールできることをコントロールできて良かった、プラン通りにできたというよりも、相手がミスをしてくれて助かったというようなシチュエーションが多かった。
オフェンスもディフェンスも非常に遂行力の低いゲームになってしまったので、明日はしっかりと自分たちがコントロールできるところは最大限努力してコントロールしたい。
前節の福岡戦GAME2に比べると、多くの課題を残したゲームだった。

奈良のディフェンスに対して、僕たちがどういうアドバンテージを取れるのかや、どういう風にプレーするとどこでオープンができるかを今週は取り組んできた。
ファーストアクションで少しスロッピーに入ってしまったり、できなかった部分もあった。
明日もできる限りチームが意図したフィニッシュができるように心がけていきたい。
意図してオープンを作りパスを提供できる部分もあった。
スリーポイントラインだけじゃなく、ポケットのショット部分や、ロジカルにポケットにボールを入れて、ライトフット選手などがいいシュートを狙えるという部分があったので、そこは継続していかなければならない。

オフェンスリバウンドはいつも通りか、それよりもやや少ないと思う。
オフェンスリバウンドで深く入りすぎたことによって、相手にトランジションのチャンスを多く与えてしまった。
ゲームプラン通りではなかったので、明日はしっかりとリバウンドの入り方とトランジションディフェンスをもっと注意しなければならない。

(2Qなどのセカンドユニットの活躍について)
今日に限らず、前節の福岡戦や、静岡戦もそうだが、特に田中選手、山田選手、澤邉選手、モッチ選手などがディフェンスでエナジーをチームにもたらしてくれた。
そのディフェンスでゲームの流れを作ってくれている。
今、チームの中でうまくいっていることの一つで、彼ら自身も肌で感じている。
今日も、セカンドユニットがディフェンスでゲームを作るシーンがいくつか見受けられたので、とても満足している。

(BLACK VOLFESでの勝率について)
ホームゲームでは常にファンの皆さんのパワーをもらっている。絶対にファンの皆さんの力のおかげで勝っているゲームというのがある。
BLACK VOLFESという一つのイベントで、より皆さんがいつもと違う状態で、違ったパワーや、エナジーを送ってくれて勝利に繋がっているというのも絶対あると思う。
僕たちもこのBLACK VOLFESの勝率が高いというのがわかっているので、そういう意味で自信を持ってプレーできたというのがあると思う。

今日はゲームの序盤に、18番の相馬選手にこのゲームのトーンをセットされ、気持ちよくプレーされた。
その後は、ゲームを通じて4番のブレイクフィールド選手にシュートを決められてしまった。
中盤はそんなに悪くなかったが、やはり4Qの勝負どころで、4番の選手に打たれてはいけないようなシュートも多かった。
トランジションでのキャッチアップが遅くて、レイアップまたはファウルをするというシチュエーションも多かったので、対策をしっかりしたい。
明日は今日よりもさらに難しいゲームになると思うので、しっかりとマインドセットして、チーム一丸となって勝利を目指したい。

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石川海斗選手のコメント

まず、ホームのBLACK VOLFESという熊本県民の方たちの象徴となる熊本城のカラーがテーマのゲームで勝てたというのはすごくいいことだと思う。
熊本県民の方たちにとって、熊本城は熊本県の象徴であるものだと思うので、僕らも熊本県民の方たちの勇気や元気を与えられる存在にならなければならないと思う。

(要所でのスリーポイントシュートについて)
勝負どころで決められる力というのは、自分はいつも持っているとは思っている。
そこで仕事をするのが僕の役割だと思うので、勝負所で点を入れられる選手と入れられない選手は、努力とかそういうものではなく、そういう星のもとに生まれているか生まれていないかというところもあると思う。
僕はそういうシュートを、今までも決めてきたという自負はあるので、それがこういうゲームで出せたというのは良かった。
自分自身、自分がシュートを打つなど、自分で責任を取りたいと思っている。
(シュートが)入れば称賛してほしいし、入らなくて負けたならば自分が責任を取るという覚悟でずっとプレーしているので、そういう気持ちが、シュートを入れられたというところがあると思っている。

今日だけじゃなく、開幕からオフェンスがうまくいっていない時間帯と、うまくいっている時間帯の違いは、チームでバスケットをやっているかやっていないかという、そこだけだと僕は思っている。
開幕してから、徐々にチームとして、何が良くて何がダメなのかというのが分かり浸透してきているなと思っている。
僕らは誰かが20点、30点取るチームではないので、全員が10点前後とって勝てれば、相手も守りづらくなってくる。
その中で僕らが求めているディフェンスの強度や、各々がヘッドコーチから与えられている仕事を遂行していくだけだと思っている。
ここ最近、みんながすごく良くなってきていて、今は現段階の最大値を出せているのかなと思っている。
ただ、今は現状の良い部分を出しているだけであって、本当に最後の最後まで成長していかなければならない


(4Qで遠山HCやエチェニケ選手と積極的に会話をしていたことについて)
遠山さんはチームのヘッドコーチだが、ただゲームの中、コートの中でヘッドコーチは自分だと思っている。
コートの外で感じているものと、コートの中で感じているものが時に違う時がある。 遠山ヘッドコーチから任せられている部分はあるが、勝手に僕が判断してやっていいのかと言ったら違うので、遠山HCに伝えてすり合わせていた。
僕は英語が喋れるので、エチェニケ選手にも伝えて、2人とコミュニケーションを取りながらやっていた。


(今日感じた反省点、明日の修正点について)
まずは、相手がやりたいバスケットを抑えること。
経験があり、シュート力のある相馬選手に1Qで11点取られてしまった。最初に相手を乗せちゃいけない。自分たちの入り方の課題の一つ。
あともう一つは、トランジションディフェンス。
ブレイクフィールド選手が前回の試合で一人で20本近くフリースローを与え、今日も12本フリースローを打たれた。
彼らにフリースローを高確率で入れられていたら、もっと難しいゲームになっていたと思う。
僕らでそこを止めて、フリースローを打たせない、速攻をさせないというところが課題だと思う。
明日、自分たちでやらなければならないところだと思う。

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磯野寛晃選手のコメント

試合の序盤で、僕自身が相馬選手に多くやられてしまい、そこで相手のリズムに乗らせてしまった。
試合を通じて、少しでもカバーしていけるようにやっていけたらと思う。
最後の方は良かったが、まだまだ明日に向けてしっかり抑えないといけないところがある。
特に終盤、奈良のリズムになっていたので、しっかり防ぐことができていたら、もっといい勝利になったのではないかと思う。

特に前半は、しっかりオープンなところにパスを供給できていたのが良かった。
後半もっともっとオープンができているところでしっかり見ることができて、供給できていたらというシチュエーションもあったので、そういったところを明日に向けて、しっかり修正したい。

ディフェンスの強度自体もチームとして上がってきている。
まだまだな部分もあるが、しっかり70点台で抑えられているというのは、チームとしてもいいことだと思っている。
チームとしてより集中していたら防げる点というのは多々あったので、しっかり振り返りながらチームでやっていくことが一番重要だと思う。
シュートは正直、水物。良い時はいいし、悪い時は悪い。チームの全員がシュートが入らない時でも、しっかりディフェンスができればチームとしての勝利はつかめると思う。
ディフェンスだけはしっかりまだまだやっていきたい。

(B2通算1000得点について)
あまり意識はしていなかったが、1000得点を達成するまでに、本当にいろんな人のアシストのおかげで積んでこられた記録だと思うので、今までのチームメイトに感謝したい。

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