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新生ヴォルターズ特別企画!石川海斗が語る!第1号

新生ヴォルターズ特別企画!
新加入選手を中心に、ヴォルターズ各選手の深層心理(?)に迫ったインタビュー記事を週刊不定期に配信していきます!

1人目は・・・この人!


※中身は本気度MAXです。石川選手の本気度をビシビシと感じていただければと思います。

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−熊本に移籍を決断した理由は?

ここ5年間ぐらい、西井さんとは毎年、話す機会があったんですよね。
実は、富山との入替戦も横浜アリーナに見に行ってました。
なんとなく、熊本と縁はあるのかな、とは感じていました。

僕自身は、中途半端なところではやりたくない、チャレンジできるチームでやりたい、と思ってて。
そういう意味では、ここ3年間、惜しいところまで行ってて、B1に上がれていなかった熊本が、一番自分にプレッシャーがかかって、チャレンジできるチームなんじゃないかと思ったので。

あとは、ネナド(HC ヘッドコーチ)と話をして、ネナドが考えるバスケットをやってみたいと思いました。
それで(熊本への移籍を)決めましたね。


−ネナドHCの話が出たが、石川選手自身がヘッドコーチに求めていたものとは?

大前提にあったのは、「ハードにプレーをする」、自分・選手たちに対して厳しくできるコーチということ。
また、「成長させてくれる」ことが感じられないと、やり甲斐もないので、そういう意味では、ネナドとの話の中でそれを感じることができました。

ネナドが来る前の、昨季までの熊本は、正直「惜しい」「もったいない」と思ってました。
(昨季までの熊本は)B2の中では他クラブよりも選手一人一人のポテンシャルは高かったと思いますが、どこかで「(僕たち信州は)熊本に勝てるだろう」という雰囲気をずっと感じてたんですよね。


−昨季の熊本 vs 信州は1勝1敗。ただ、1戦目は、勝たなきゃいけないところで何度も追いつかれてしまい、なんとかギリギリ勝ち切れた試合。2戦目は、完全に力負けした試合。ブースターの皆さんも含めて、1勝1敗という勝敗以上の差を感じたんじゃないかと思う。

僕の中では、1勝1敗というよりかは、1戦目にマック(※アンソニー・マクヘンリー選手 現 信州#55)が出てない中でダブルオーバータイムまでいけたのは、正直、勝ちに等しいと思ってました。
マックだったら、1戦目もきっと勝てただろうとは思ったので。


−昨季までの熊本に足りなかったものとは?なぜ信州は熊本に「勝てるだろう」と感じていたのか?

これまでバスケットをやってきて、本当に大事だと思ってるのはディフェンス
バスケットって点を取らなきゃ勝てないスポーツですけど、アルバルク(東京)や栃木(※現 宇都宮ブレックス)のように、今の日本で勝ててるチームって、「ディフェンスが崩れないチーム」だと思う。

昨季の信州は、オフェンスに関しては、そこまでルールはなかったんですよ。
もちろん、ある程度の攻めのバリエーションはありましたけど。
でも、ディフェンスのルールは、すごく細かいところまでいっぱいあって。

で、熊本に関して言うと、「点を取らせなければ勝てる」と思ってたんですよね。
なぜなら、「ディフェンスが弱い」イメージがあったので。

「こんなに良いメンバーがいて、大事な試合で勝てない理由って何だろう」と考えた時に、「ディフェンスが安定してない」から。
結局、(昨季までの熊本は)「点が取れないと勝てない」チームだったんだと思うんですよね。

じゃあ逆に、点が取れない時にどうやって勝つのかと言うと、ディフェンスで守り勝てればいい
多分、昨季の熊本の得点能力だったら、相手を70点に抑えれば、絶対に勝てる。
80点以上は取れるチームだったから。

でも、昨季の熊本は「80点取られるけど100点取って勝つ」バスケットだったと思うんですよ。
ただ、そういったバスケットをやるチームで、今の日本で勝ててるチームは少ない。

チームの仲の良さは感じてましたが、一方で、「チームで戦えていない」感じもしてました。
(古野)拓巳とシェ(※チェハーレス・タプスコット選手)に頼っている感じはしてて。
頼るというのはある意味で大事だと思うんですけど、ただ、「2対5で勝てるのか」と言われると・・・、そんなことはないですよね。

僕は、「5人をうまく使わなきゃいけない」と思ってます。
2人が60点取るよりも、「出てる5人が15点ずつ取れる」チームの方が守りづらい。
正直、「そういう(5人が15点ずつ取れる)戦い方ができるはずなのに・・・」とは思ってましたね。





−昨季の信州での1年間は「石川海斗」という選手の評価がすごく上がった1年だったと思う。ステップアップできた要因は?

マイケル(※勝久マイケル氏 現 信州HC)の元でできたのはすごく大きかったと思う。
ウェイン(※ウェイン・マーシャル選手 現 信州 #50)とマックとできたのも大きかったです。

仙台の時は、PGだけでなく、SGとしての得点能力も求められていたので、「できればPGに専念したい」という思いはずっとあって。
仙台の時は、40分間攻め続けなきゃいけなかった。
それが信州では、「勝たせられるガード」ということをコンセプトにやってきた。
じゃあどうやったら「勝たせられるガード」になれるのか。
それは、「勝負どころでシュートを決める」こと。

ガードは、40分間得点をしてなきゃいけないわけじゃない。
第4Qで得点を取れれば一番良いと思うし、極端な話、「0点・0アシスト」でもチームが勝てればそれで良い

そんな想いが芽生えたのは、信州に行ってから。
信州の時は、うまく人を使って、勝負どころで攻める。
その選択肢として、自分のピックアンドロールに重きを置いてくれていた、というチームとの信頼関係もありました。

それまでは得点能力を求められてたこともあったので、信州の最初の頃もタフショットが多かったと思う。
でも、マイケルから「海斗がシュートを決められるのは分かってる。でも、もっと視野を広げれば、ノーマークを見つけられたかもしれないし、海斗のバスケットの幅ももっと広がるんじゃないか」って言ってもらえて。


−勝負どころでタフショットを決める、勝負強いイメージがある。

以前、「なぜNBAの選手があれだけタフショットを決められるのか?」というのを聞いたことがあるんです。
で、その時に教えてもらったのが、彼らのタフショットは決してまぐれではなく、「タフショットの練習をしている」から。

例えば、タイマーをつけて、本当にディフェンスがいるイメージをして、練習中からタフショットになるようにシュート練習をしている、というのを聞いて。
それから僕も、練習中から取り入れてます。

やっぱり、最後にボールが返ってくるのはガードなんですよね。
残り5秒、3秒でシュート打たなきゃいけないシチュエーションって、たくさんある。
それを決められるか決められないかは、練習でしかない。
昔からシュート力には自信はありましたけど、タフショットを練習しているのもあるし、「絶対に自分が試合を決める」という想いは常に持ってますね。

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と、早速、火の玉ストレートがガンガン投げ込まれるインタビューに。。
そんな石川選手が加わって、熊本ヴォルターズはどうEVOLUTION"進化"しようとしているのか。
第2号もお楽しみに!
※申し訳ありませんが、不定期です。