MENU

熊本ヴォルターズ

KUMAMOTO VOLTERS

MENU
NEWS

NEWS

HOME > ニュース > U15ヘッドコーチの指導現場での不適切な発言について

U15ヘッドコーチの指導現場での不適切な発言について

いつも熊本ヴォルターズへ温かいご声援をいただきありがとうございます。

このたび熊本ヴォルターズでは、15歳以下のチームにおいてヘッドコーチによる不適切な発言があるという情報が入ったため、直ちにクラブ内にコンプライアンス委員会を立ち上げるとともに、当該コーチの活動を一時的に停止し、選手・保護者様へのヒアリングをはじめとした事実確認を行ってまいりました。

その結果、指導現場において当該コーチから選手に対する不適切な発言があったことを確認し、本人も一部の事実を認めたところです。

調査結果を踏まえ、当該コーチの発言がパワーハラスメントに当たらないかどうかを顧問弁護士に確認したところ、「パワーハラスメントには該当しない」との判断をいただきました。しかしながら、実際に不快な思いをされた選手・保護者様がいらっしゃることや、当該コーチ自身も一部の事実を認めていることから、顧問弁護士とコンプライアンス委員会での審議を経たうえで訓戒処分とすることを決定いたしました。  

今回の件で不快な思いをされた選手、保護者様に深くお詫び申し上げます。また、パートナー様をはじめ、日頃から熊本ヴォルターズを支えていただいている全ての皆様に、ご迷惑・ご心配をおかけしたことにつきましても重ねて深くお詫びを申し上げます。熊本ヴォルターズは、この事態を重く受け止め、あらゆる現場で再発防止に努めることを誓います。  

なお、当該ヘッドコーチから辞任の申し入れがあり、受理いたしました。当面は暫定コーチがヘッドコーチの役割を遂行するとともに、新たに正式なヘッドコーチを募集いたします。

 

経緯と対応

●7月18日
選手Aの保護者からクラブへの情報提供で事態を把握。調査を開始。

●7月19日~7月28日
U15に所属する選手12人・保護者の個別面談とアンケート調査を開始。
クラブ内のスタッフにヒアリング。
当該コーチの言動に対するネガティブな意見が複数発覚。
また、当該コーチに事実確認をしたところ本人からも思いあたる点があると、一部、事実を認める。

●8月1日 
第1回コンプライアンス委員会 / 調査の途中報告をもとに事実関係を確認
当該コーチの指導業務の一時停止を決定。遠征に参加しないよう伝える。

●8月2日
保護者説明会を開催 クラブから本件の途中経過を情報公開

●8月5日
引き続きU15の選手・保護者のヒアリング(全選手・保護者のヒアリング完了)

●8月7日
第2回コンプラインス委員会/当該コーチへ再度事実確認

●8月8日
保護者説明会

●8月9日
当該コーチに対し訓戒処分

【処分内容】 
・始末書の提出、厳重注意 
・3日間のコンプライアンス研修


 

今後のU15の運営と再発防止策

■体制の見直し  
 ・当面、暫定コーチがヘッドコーチの役割を遂行
 ・早急に、正式なU15ヘッドコーチを募集

■社内教育の徹底  
 ・全スタッフ(トップチーム、フロント、育成スタッフ)へのコンプライアンス講習会の実施  
 ・育成年代の選手へのコンプライアンス研修の実施

■定期的なヒアリング調査  
 ・育成年代の保護者とのコミュニケーションの機会を定期的に(年に3回程度)つくる

■社内のコンプライアンス室の取り組み強化  
 ・育成年代のWEB相談窓口(フォーム)の開設

 

代表取締役社長 福田拓哉 コメント

熊本ヴォルターズの未来を形作る育成の現場で、不適切な発言がなされたこと、それによって自身の選択や取り組みに迷いを生じさせてしまった選手・保護者の皆様、日頃よりご支援頂いているすべての皆様に心よりお詫び申し上げます。
 
本来であれば、伸びゆく育成年代の選手たちが持つ前向きな気持ちを促進し、技術的にも人間的にも大きく成長するための環境づくりを中心的に担うべきヘッドコーチによってこうした事態が引き起こされましたことを重く受け止めております。  

一方で、指導者個人の資質に頼り、クラブ全体としてチーム状況の把握がこれまで不十分だったことも今回の調査を通じて思い知らされました。ここからは先に挙げました再発防止策を徹底することはもちろん、常に新たな考え方や指導方法を積極的に取り入れながら、クラブとして育成年代の環境改善に全力で取り組みます。

将来ある選手たちが夢に向かって進む中で、希望と学び、そして充実感に溢れたユースチームにできるよう最善を尽くします。

 

強化・育成本部 強化部 ゼネラルマネージャー 徳永隆聖 コメント

いつも熊本ヴォルターズに熱いご声援を送ってくださる皆さまに今回の件でご心配、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。そして、何より不快な思いをされた選手、保護者に対して深くお詫び申し上げます。

トップチーム、ユースチーム共にクラブのバスケットボール部門を統括する身として、クラブの未来となる、育成年代の指導現場にあってはならない、不適切な発言を未然に防げなかったことに、大変責任を感じていると同時に一番の原因は、私の現場への指導不足、環境整備が行き届いていなかったことだと痛感しております。

今後クラブとして、再発防止の為の取り組みを行って参ります。また、ユースの選手たちに、少しでも明るい未来を提供する為に今季は以前より計画しておりました、トップチームとの関わりを積極的に作っていく予定です。

一度失った信頼を取り戻していくのは簡単ではありませんが、これからのヴォルターズを担っていくユースの選手たちが 全力でそして、安心して夢を追えるような環境を精一杯作っていきます。
重ねてになりますが、今回は本当に申し訳ありませんでした。

 

RELATED

関連ニュース