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2021/10/17(日)第3節 佐賀戦GAME2 試合レポート

2021/10/17(日) 第3節 vs佐賀バルーナーズ GAME2
@熊本県立総合体育館


2021-22シーズン九州ダービー2戦目。
今日もGAME1と同じように、互いにアグレッシブなディフェンスを仕掛けながらゲームが進んでいきました。

1Qを2点リードで終え、佐々木選手、木田選手、ピーク選手のフィールドゴールで8点差に持ち込みますが、佐賀のタイムアウト明けからはファウルで流れが止まったり、2Q終わり際に佐賀#20 岸田選手に連続得点を許すなど、再び1点差に戻されて前半が終了します。

続く3Qは、佐賀#2ガルシア選手の得点が決まり始める一方で、熊本はリングに嫌われる時間帯が続きます。
追い討ちをかけるように、3Q残り2分でローソン選手が負傷退場。ピーク選手もファウルトラブルでベンチに下がり、相手にペースを握られたまま11点ビハインドを背負います。

4Q序盤も悪い流れを断ち切れず、一時はこの日最大となる14点ビハインドに追い込まれますが、
コート上のサンバ選手、磯野選手、佐々木選手、木田選手、ウィタカ選手が最後まで奮闘。
得点の柱であるガルシア選手をマークして10点差まで追い上げますが、佐賀も最後までオフェンスの強度を失わず、あと一歩及ばず敗戦となりました。

熊本 69-78 佐賀
15[1Q]13
17[2Q]18
14[3Q]26
23[4Q]21

 
 
 

スターティング5



#8 LJ・ピーク
#12 木田貴明
#14 本村亮輔
#30 古野拓巳
#34 ベンジャミン・ローソン

 

試合後コメント

■ドナルド・ベックHC



困難はつきものですが、コーチングとはクライシス・マネジメントで、危機を管理するものだと思います。

チームが『勝つチャンスがある』と感じている試合をコーチングするのが一番難しいです。
勝てるんじゃないか、と相手をつい甘く見てしまうなど、メンタル面で下がってしまうことがあるからです。
今日は少しそれが起こってしまったように思います。

相手のゾーンDFに対してオフェンスで躊躇したり、いつリングアタックして良いか分からなくなった場面もありました。
シーズンが始まったばかりの段階且つ、新しいコーチ、新しいシステムの下、ゾーンDFに対して試合をした経験がそんなに無いことも原因の一つです。

ただ、今日最も課題となったのはシュート確率です。
良いシュートシーンをつくれても決めきれない場面があり、それがディフェンスにも少し影響してしまったと思います。これは誰か1人を責めるという訳ではなく、チーム全体で底上げする必要があります。

またピーク選手とローソン選手の退場も痛手で、外国籍選手を全員欠いた状況になりましたが、コート上の選手たちは非常にハードワークしてくれたと思います。


■#3 ファイサンバ選手


昨日熊本ができていたことが、今日は佐賀ができていた試合でした。佐賀はピーク選手の強さを消しながら、ガルシア選手が上手く判断してプレーしていたと思います。
周りの日本人選手も思いきりシュートを打って、それが入って、流れをつくられた印象です。

ピーク選手とローソン選手がベンチに下がった後、慌ててオフェンスに臨んでしまい、オープンシュートの場面でも躊躇したり、消極的になった時間帯がありました。2人が不在の時間帯に、オープンショットを決め切れるかどうかが勝敗を分けたと思います。ラスト3分は、全員が自信を持ってプレーできて良かったです。

●本日チーム最多のリバウンド数だったが?
オフェンスでもディフェンスでも、流れを掴むために何が何でもリバウンドを取りに行く、というのを意識してやったので、その結果だと思います。

●1勝1敗という結果について
シーズンは始まったばかりですが、1勝1敗が癖にならないように今いるメンバーで意識してやっていきたいです。
怪我人がいるから1勝1敗でも良いと思っているメンバーは誰1人としていないはずです。
自分たちのバスケットを遂行すれば良いシュートは絶対につくれるし、チームで力を合わせてディフェンスして、リバウンドを取り切って、2勝を目指したいです。

まずは明日しっかり休んで、火曜日から次戦に向けて準備していきます。  
 
■#5 磯野寛晃選手


出だしから相手のペースに付き合ってしまい、途中までどちらに転ぶか分からない状況で、最後相手に持っていかれてしまいました。
終始、相手が主導権を握っていた試合だったと感じます。

チームとしてつくったシュートの場面で(シュートを)打てなかったりと、 シュート外してでも、自分たちがやりたいことを遂行できた場面が少なかったように思います。

相手のミスマッチをつくるなど良い点もありましたが、リードできていた時間も長くはなかったので、オフェンスの遂行に関しては改善していかなければいけないところだと思います。

誰がアクシデントに見舞われてもチームとしてやるべきことは変わらので、チームとして更に成長していかないといけないと感じましたし、奈良戦でしっかり2連勝できるように、また来週から練習していきたいと思います。

●4Qでオープンショットを2本決めたプレーについて
3Qが終わった時点で11点差あったので、空いたら打っていかないと追い付けないと思い、ボールが回ってきたら思い切って打とうと決めていました。

●前半は、オープンでもパスに回した場面があったが
インサイドに1回ボールを入れて、アウトサイドに出してシュートするといった『チームでつくるシュート』ではない部分で偶発的にオープンができて、そこで迷いが生じました。
強気でシュートを打って、尚且つ決め切る力をつけていきたいと思います。

●ガルシア選手に対するハードなディフェンスについて
後半になってガルシア選手のシュートが決まり始めたので、 プレッシャーをかけて、やりたいことをやらせないように意識して臨みました。

■#24 佐々木隆成選手


スタッツだけを見ると、自分も含めてシュートの決定力があまり良くなかったと思います。
ピーク選手がファウルトラブルに追い込まれ、ローソン選手もアクシデントがあって2人ともベンチに下がった中で、流れが掴めないまま試合が終わってしまいました。

シュートは水物ですが、打たないと入らないし、そこで入らない日もありますが、それでも勝つチームが強いチームだと思うので、 明日以降、課題を修正していきたいです。

まだまだシーズンは長いので、ヘッドダウンせずにやっていきたいと思います。

●良い時間帯と、悪い時間帯の波が多かった点について
佐賀はゾーンDFを敷いていたので、自分たちのゾーンOFをきちんと遂行すれば機能することは分かっていましたが、それを遂行することができずに終わった場面が多かったと思います。

タイムアウトやハーフタイムでも、ベックHCが『自分たちのバスケットを遂行するように』と全員に伝えていて、 それができた時間帯はファウルをもらって得点したり、良い流れを持ち込めましたが、 ミスが続いたり、シュートが入らなかったり、アクシデントが起こった後は悪い流れになってしまいました。

試合の中で波は必ず起こるので、5点、10点ビハインドになってもハードにディフェンスして、自分たちのバスケットをし続ければ、シュートが入らなくても自分たちの流れは必ず来ると思います。 我慢強さや、チーム力がこれから大事になっていくと思いました。